あこぎ

あこぎ
あこぎ【阿漕】
※一※ (名)
三重県津市の海岸の辺りの地名。 昔, 伊勢神宮に供える魚をとるための禁漁域であった。 漁師が密漁して捕らえられたという話が謡曲「阿漕」などにあるが, 「古今六帖 3」の「逢ふ事を阿漕の島にひく網のたび重ならば人も知りなむ」に基づく後世の付会とされる。 「阿漕が浦」「阿漕の島」などと和歌に詠まれた。 ((歌枕))
※二※ (形動)
〔※一※ の歌・伝説から, しつこくずうずうしい意を生じたもの〕
(1)貪欲で無情なさま。 強欲であくどいさま。

「~なかせぎ方」「~な商売」

(2)繰り返すさま。 しつこいさま。

「阿漕の海士(アマ)の~にも過ぎにし方を思ひ出で/浄瑠璃・丹波与作(下)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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